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日本人の課題 を探る
謎解き小説 自叙伝

解明企画 なぞとき工房

なぞとき 小説
ポチよ 泣かないで
英霊を背負った少年は、ポチの暗闇を再現していく 幼い日々の記憶はやがて辿る宿命の暗示であった


この物語は、弟まことの少年期の記憶をもとに想定したフィクション小説です

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予告編 (省略・抜粋)

重要な一部を紹介します

この話は少年の未来を暗示する部分です

  目 次  挿 絵   あらすじ

ポチよ 泣かないで 少年編 青春編

風の記憶    さまよう猫    ポチ   正義の使者   11 妄 想   16 英霊の塔   25 祖母の遺志


B さまよう猫

 ゼンまことたちはミケを抱いて、仮住まいに連れて来たが、その家には既に別の三毛猫が飼われていた。「仲良くしてね」とその傍に降ろした。
 急に現れたミケにその猫は警戒した。よそ者の臭いを嗅ぐと、たちまち「フーッ!」爪をたてて激しい喧嘩を挑んで来た。ミケは不意打ちを喰らい驚いて一目散に何処かに逃げていった。 畑の中を駆け抜けていく後姿を見て、まことは後を追いかけて「ミー、ミー!」と何度も呼び続けた。         …略 
まことかつえは、あちこちを捜しまわったが、行方を見失った。
 やがて夕方になって、ミケは忠霊塔を目印にしながら、どうにか元の家に戻って来たが、もうその家には誰も居なかった。家の中は真っ暗闇で、人影もなくシーンと静まりかえっていた。「ニャーオ?ニャーーオン…」   …略

 ミケは、今までの安らぎの家が暗闇の世界に変わったことを知った。 ミケは闇に向かって主人を求めて泣き疲れるまで彷徨い続けた。…略 
ミケは仕方なく、あの意地悪な猫の待ち構える怖い場所に戻るしかなかった。 …略

夜中に猫の泣き声を聞くと、まことは布団からとび起きて外を捜し廻った。「ミー!ミー!」離れた所からこちらをうかがうミケの目が光っていた。 まことは、暗闇の中に目を光らせて泣くミケに、いりこのご飯を見せて「ミー、おいで」と何度も呼んだ。だがミケは恐れて仮住まいの家には決して近寄っては来なかった。
 「家に着く猫の習性は哀れかばい心配して後ろにいたゼンがつぶやいた。…略

 


 
 落ち葉の季節になった。チカがガレキの跡地をさまようミケを見つけて、何度も連れ戻そうとしたが、仮住まいの家の近くまで来ると、いじめる猫の気配を感じたのか、激しく暴れてチカの手を引っ掻いて、どこかへいなくなってしまうのだった。  こうして「安らぎの家」を失ったミケは野良猫となって、何日も忠霊塔の下の薮の中や荒れ野をさまよい続けた。家と主人が分裂した二つの家の間を、何度も行ったり来たりしていた。…略  

大晦日の寒い日、まだ未完成だった家に早めに戻ることになった。ゼンは手伝いに来たおばさんと二階の部屋で荷物を片付けていた。まことはその様子を後ろでぼんやりと見ていた。そのとき、階段の下の方に何やら静かに現れた生き物の気配を感じた。「ん」 まことはそーっと近づき階段の上からのぞいた。 痩せこけたミケが       まこと見上げていた。「あっ、ミーだ。ミーが帰って来た!」…略ミケまことを確認すると力を振り絞って上がってきた。警戒しながらも一段一段と。 …略 →
キョロキョロと周りの様子を見ながら新築の香りを嗅いで、恐る恐る近寄って来た。 元の場所に、再び主人の同じ顔ぶれを確認すると、ゼンの膝に強く頭をこすりつけてきた。やっと安心したようにゴロゴロと喉を鳴らし始めた。「ミー、よう帰って来たね。」ゼン頭を撫でた。すっかり軽くなったミケを抱えて驚いた。「こりゃずっと何も食べとらんとばい。」まことはこの時、苦労して帰ってきた猫に全身で飛び上がるほどの歓びを感じていた。これ程の喜びを感じたことはかつて無かった。…略

         つづく

風の記憶    さまよう猫    ポチ   正義の使者   11 妄 想   16 英霊の塔   25 祖母の遺志



 ごあんない

少年の未来を暗示
するように、ミケの身に起こる暗闇を彷徨う孤独の旅が小説のテーマです
家の建て直しまでの、冬の荒野をゆくミケの旅。孤独なが演じた暗闇の意味が推理できます

英霊を背負った少年は、ポチの暗闇を再現していく 幼い日の記憶は、やがて辿る宿命の暗示であった…

あらすじ

目 次

戻 る

英霊はポチからウスに変身して、宝を生み出す訓練場に少年を導く「闇の」を演じていく…


スクロール


この場面は特に、なぞとき講座でも引用解説する、閃きを生む重要な記憶の回想シーンです
引用場面には、謎解きの手がかりが潜んでいます…全体を通してお読み頂けば見えてきます

二つに分裂した家と主人の間を彷徨うミケの正体は・・・本編  フォームより全巻

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