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風の記憶 3 さまよう猫 4 ポチ 7正義の使者
11 妄 想 16
英霊の塔 25 祖母の遺志 |
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スクロール↓
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E 手ぬぐい |
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…略 |
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「婆ちゃーん!」「ん?」忠霊塔から聞き覚えのある声が聞こえた |

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ゼンは振り返って見上げたまま、驚いて茫然と立ち尽くした |
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学校から帰って来たまことはすぐにゼンの姿を探しまわった。リヤカーがないことを確認すると、すぐ裏の忠霊塔の丘に登っていった。 …略
遠くで手ぬぐいを被ったゼンが驚いて振り返ったが、茫然と立ち尽くしたまましばらく動きが止まった。 ゼンには、戦死した息子の芳喜が忠霊塔から抜け出して叫んでいるように見えたのだった。 |
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…略 |
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時々、その畑にゼンの姿が見えない時はガッカリしたが、その時は一キロ先の遠い方の畑に行っていた。
線路の横の畔(あぜ)道を歩いて、小川沿いの曲がった草道を更に走って行くと、遥かな丘の畑の中に小さく人影が動いているのが見えた。まことは白い手ぬぐいを被った人影がゼンだと確認すると小さな体で力いっぱい走って行った。 …略 |
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「婆ちゃーん」「あらっ?」ゼンは驚いてクワを持つ手を止めた。 |
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「婆ちゃーん」ゼンは驚いて振り向いた。「あらっ?」しばしクワを持つ手を止めてニッコリ笑った。「あらー、あんたひとりで来たと?」「うん!」「ようここまでひとりで来たねー」ゼンは鼻の頭に噴き出した汗を手ぬぐいで拭きながら、腰を降ろしてひと休みした。思い出したように、エプロンのポケットから、黒い大粒のアメ玉を出して差し出した。「ほら食べなさい」「うん」 |
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風の記憶 3 さまよう猫 4 ポチ 7正義の使者
11 妄 想 16
英霊の塔 25 祖母の遺志 |
ごあんない
ゼンは孫の姿に驚く。戦死した息子の芳喜が忠霊塔から抜け出して叫んでいるようだった。
ゼンは芳喜の面影のあるまことを見ながら、同じものを背負う不思議な予感を感じていく。
懐かしさと戸惑いの混じったゼンの思いの中に、幼いまことの姿と重なる芳喜の霊がいた
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英霊の願いを背負った少年はポチの悲哀を再現していく 幼い記憶はやがて辿る宿命の暗示であった…英霊ポチはウス(宝を生み出す訓練場)にまことを導く「闇の声」を演じていく… |
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この小説は、なぞとき講座で引用解説する、ひらめきを生む記憶の回想物語です。
引用場面には、なぞときの手がかりが…。小説全体を通してお読み頂けば幸いです
芳喜の魂がまことと重なっていくゼンの予感は・・・本編で明らかにします |
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